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伊太利亜飯店 華婦里蝶座?

  • インデザ
  • 4月6日
  • 読了時間: 3分

更新日:5月9日

カプリチョーザ。僕が学生だった頃、京都で食べられる超高級イタリアンではない「高級イタ飯・パスタ屋」は「洋麺屋五右衛門」か「カプリチョーザ」でした。

当時、予算は大体2000円から3000円程度。90年代後半の大学生にとっては大金。今でも外食で2000円とか3000円って「高いな!」と思ってしまうけれども、その比ではない感覚でした。

五右衛門とカプリを比べると五右衛門の方が若干安めの設定で、五右衛門は家では作れない味のパスタを食べるところ、カプリチョーザはうっすいピザとライスコロッケを食べにいくところ、そんな風に使い分けていたと思う。

僕が京都にいた頃、渋谷直輸入のイタ飯はそれぐらいしかなくて、当然、京都ですからちゃんとしたイタリアンはあったと思うのですが、そういう小さなお店(オーナーシェフのいるお店)はなかなか行けなくて、数回足を運んだのは社会人になってからだと思う。

とはいえ、京都時代にイタ飯を外で食べるときというのは、大体、誘ってくるのは当時のガールフレンドだったので、「女子はイタ飯が好き」というよりも、そういうお店に対して結構、アンテナを張ってるんだなあという感じ。貧乏男子大学生はその日の米を食うことでいっぱいいっぱいですから。

カプリチョーザというと、ファミレスというよりは、河原町で映画を観て、小腹が減ったのでデートで行くお店、そういうイメージがあります。というか、そういう使い方しかしてこなかった感。

そんなある意味セピア色の青春を50代手前にしてキュンキュンさせてくれるお店「カプリチョーザ」が当社から車で11分圏内の地元・太田市のイオンモールにあると知って驚愕したのでした。

え?生地が厚い?うっすいイメージがあったけれども厚いんだ!

グラタン。ミルクにシーフード。やはり、斬新。

イカスミ。90年代当時はこれでお歯黒にするのが大流行しました。

僕にとっての「ザ・カプリチョーザ」といえばこの「ライスコロッケ」。今から30年前ぐらいに初めてカプリチョーザで食べて「こんな美味いものがあるのかよ!」と衝撃を受けた一品。パスタソース(レトルトパウチとかの)は市販のものでも色々と種類があったり、自分で作って食べてはいたけれども、これは太田のイタ飯屋では食べれなかったです! とまあ、このレビューを書きながら、カプリチョーザのサイトをチェックしたり、メニューをチェックしているのですが、まず、驚いたことが2点。

一つはカプリチョーザの運営会社の名前が「伊太利亜飯店 華婦里蝶座(創業1978年)」っていうこと。このセンスよ!いつからこの名前になったのか、最初からこの名前にしたのかは不明なのだけれども、どこか、70年代のアングラのテイストを引きずっていて好感しかないのと、もう一つは、ライスコロッケって天才日本人シェフが創作したジャパンオリジナルメニューかと思っていたのですが、シチリアの郷土料理なんですって!まあ、言われてみれば「硬めのリゾットをパン粉つけて丸めて揚げた」料理なので納得なのですが、まあ、調べなければよかったな?という感じ。思い出はライスコロッケのようにセピア色(本当はイカ墨色って意味)のままで良いのかも知れません。

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