そろそろ、魚にシフトする齢?
- インデザ
- 9月2日
- 読了時間: 2分
若い頃というのは常に肉を求めていたように思うのです。肉というか脂というか油というか、己の胃の消化能力を試す感じのといいますか。そういう調子で日に二度か三度の食事でトライしてきたのですが、そろそろ、魚の旨さというのもがわかってきたように気がするのです。
魚の旨さと肉の旨さの違いを、感覚的に表すと熱いか熱くないか、そういう感じだと思っています。
大体の肉料理というのは「熱い」ものが多い気がします。人類の、人間の、現代日本人の味覚の中で「熱さ」というものはとても大事で、「熱い=美味い」というぐらい料理の印象を左右するものです。
例えば、ラーメンなんかがいい例で、先日行ってみた「家系」ラーメンのお店。友人から「美味い」と紹介されていったのですが、一口目のスープをすすって「ぬるい!」と感じてしまうと、旨さが半減といいますか、塩味ばかりが強調されてしまう気がして残念な気持ちになってしまったのでした。
「熱さ」というのはご存知の通り、味覚を「麻痺」させる力があって、熱いものは大体旨く感じますし、「こりゃあ熱い!美味い!」と思って食べ進めてみた所、冷めてしまった麻婆豆腐はただの「しょっぱい」となってしまいます。
肉料理が熱い理由はお分かりかと思いますが、肉の脂を溶かすため、固形化を避けるためです。熱々の豚の角煮はとろとろですが、冷蔵庫にしまっておいた昨夜の角煮は硬い、そういうことです。
魚料理はどうかといいますと、焼魚にしろ、煮付けにしろ、冷めてしまってもちゃんと素材の味が楽しめるといいますか、塩味よりも旨味の方を感じてしまいます。
この齢(よわい)まで生きていますと、結構な割合で「美味しいもの」を食べてきた経験があるので、雑味の中に旨味を感じたり、苦さに滋味を覚えるものです。
そんな齢な僕たちにとって魚料理というのは今までの食事体験を下降線の中で再評価する食材。そんな気がしないでもするでもないのです!
本日紹介する当社から車で20分圏内のお店「炉端Dining 薫海〜くるみ〜」さんは、そんな僕たちに「美味しい魚料理」も提供してくれるお店なのです!


看板のくるみの文字の良さ。暖簾もこっちにすればいいのに!

バリっ!と手づかみで食べたい感じの焼き加減?

アマジョッパイは北関東人の好きな味。この煮付け、いい感じ。
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